悪い姿勢からくる首の痛み

deskwork

首の痛みは必ずしもムチウチやスポーツ外傷などが原因であるとは限りません。姿勢の問題が隠れている事が非常に多く、姿勢という観点から見ると首が痛くなるかどうかを左右するのは頸椎のカーブの度合いと頭の位置です。正常な頸椎には自然なC字型を描く前弯のカーブがありますが、良くある悪いケースがいわゆるストレートネックで、頸椎の自然なカーブが無いほぼまっすぐな状態だと首肩の筋肉に掛かる負担が強くなります。

首肩周りの姿勢が悪いと固くなり、痛くなりやすい筋肉:

  • 斜角筋(首の横・首を回すための筋肉)
  • 後頭下筋群(後頭部の筋肉)
  • 小胸筋(肩と肋骨を繋ぐ、大胸筋の内側の筋肉)
  • 肩甲下筋(肩甲骨の前側の筋肉)
  • 肩甲挙筋(頸椎と肩甲骨を繋ぐ、肩の筋肉)

頭部と頸椎・胸椎のアラインメントがバランスの崩れた状態になっていると、主に上記の筋肉が絶えず緊張した状態になり首・肩の慢性痛へとつながります。

猫背姿勢

首の痛みに最もつながりやすい姿勢は、頭部が前方に出過ぎて肩も丸まってバランスの崩れた、いわゆる猫背姿勢の状態です。

  • 頭部が前方に出過ぎていると、テコの原理で特に下位頸椎と上位胸椎へ負荷がかかりやすい
  • 頭部の前方変位は肩の丸まりと同時に起こる事が多く、首の痛みだけでなく肩の痛みにもつながりやすい

猫背姿勢が一時的なものであれば特に問題はありませんが、長期間に渡り毎日繰り返すような姿勢のクセとなっている場合、首・肩の慢性化した痛みに繋がりやすいのです。

悪い姿勢が下位頸椎にもたらす影響

頭部の前方変位に対して最も影響を受けやすく、痛みが出やすい部位は下位頸椎です。特に第5頸椎は頭部が前方変位するにつれて第6頸椎よりも前に滑り、剪断力が加わる形になります。薬剤師など1日中下を向いて作業することが多い職業に就いていると特にこの無理な力が下位頸椎に継続して掛かりやすくなるため首・肩の痛みがひどくなりがちです。また、頸椎の形もストレートネックと呼ばれる状態になっている事がほとんどですね。

悪い姿勢を長期間続けることで発生する問題

猫背姿勢で前方に変位した頭部を支えるために頸椎がストレートネックになると、脊柱の後ろ側にある椎間関節や靱帯に引っ張り力や剪断力が加わって痛みの原因となります。姿勢が悪いために無理な力が継続的に掛かるようになると首肩が痛いだけではなく、腕に拡がるようなしびれ感や頭痛、そして変形性関節症や頸椎椎間板ヘルニアにつながる可能性が高くなります。

悪い姿勢の改善

固くなりすぎた首肩の筋肉が原因で頸椎の可動域が減ると、例えば首を回すのもツライほど痛くなって車の運転に支障が出ることもあります。こまめなストレッチなどでも改善できますが、原因となっている悪い姿勢それ自体を直さなければ何度でも繰り返し同じような症状が出てしまいます。例えばデスクワークが中心でPCを使う時間が長い方はその仕事中の姿勢を出来るだけ負担の少ないものにしなければなりません。

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妊婦さんや産後の赤ちゃん連れが大勢来院。

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